Return to site

篠路「和気藹々」訪問 向谷地先生来訪

· 活動報告,当事者研究

 昨日は午前のプログラムのあと、軽く午後のプログラムを行い、その後札幌の北区篠路へ。

 篠路には我々の団体が運営するコミュニティーレストラン(うどん屋)の『和氣藍々』(わきあいあい)があり、そこへ「べてるの家」の向谷地生良さんが来られるという事で、参加希望の利用者さんと行ってきました。

 

 地域の方はもちろん、ワーカーズコープの各現場の職員や、当別の相談事業のスタッフら、そして新篠津の当事者会「まいまいの会」の皆さんや、親の会の「さわらび会」の皆さんがバスをチャーターして多数いらっしゃっていたので、少し早く到着しましたが、会場はほとんど満員御礼状態。

 

 こういう場に入る自体、割りと不慣れな感じの利用者さんだったので、これもまた良いトレーニングになったのではないでしょうか。

 最前列しか席が空いてなかったので、そこに座りました。

 

 最初の一時間は向谷地先生より当事者研究についてスライドを使用した解説がありました。昨日までドイツに行かれていたとのことで、その時のことなども織り交ぜつつ、毎回興味深いお話があり、当事者研究についてすでに知っている人も、初めて知る方もわかりやすい内容。

 この日は定期的に、隣の人と感想を言うというのがあり、ただ黙って話を聞くだけじゃないというのもポイントでしょうか。

 

 先生はこの日「『対話』が大事」というお話をされていました(フィンランドのオープンダイアローグなどにも触れつつ)。

 

 後半は、うちの支援員北野の困りごとが取り上げられ、それをホワイトボードを使って当事者研究するという流れ。

 北野の家族に関する困りごと、つい最近解決したところで、本人も少しほっとして気を抜いていたところだったので、色々考えてしまったのもあり、言葉が出てこない。。

 

 これには同行したコクリ利用者さんも気がつきました。

 

 色々な苦労を抱えてわれわれ生きており、「今まさにこれで困っている!」というのは、その苦労の「旬の時期」なのかもしれないですね。どんどん言葉や”とれたての新鮮な”エピソードが出てくるのですが、解決した後は”保存食にしておかないと”言葉が出てこないんですね。

 よく「今は大変なので話せないが、もう少し落ち着いたら話せる」という人がいますが、苦労を抱えて「今まさに困っている!」という状態は、新鮮なネタを提供できる”旬な時期”なので、人に相談したり話した方がいいみたいです。

 あと、話を要点を掴んでコンパクトに的確に話そうとして、余計に話がよくわからなくなることがありますが、雑然としていていいと思います。それをわかりやすくするためにホワイトボードがあったり、当事者研究っていうものがあるくらいなので。

 私が向谷地先生の話でこの日印象に残ったのは、

・当事者研究は苦労の形を見ているので、プライバシーには立ち入らない。

・当事者研究は苦労の形を大事にする。

・当事者研究は「吐いてスッキリ」というものではない。

・当事者研究は、心の「闇」を引っ張り出すのではない。

などです。

 毎回勉強になります。利用者さんが結構センスあるなというのがわかったのもよかったし、なかなか利用者さんも楽しんでいたようでした。苦労への突破口となるとよいですね。

 北野さんの今回の失敗(?)もすごく勉強になりました。

 皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。

(小田)

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly