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当事者研究「ゴム役の研究」

· 活動報告,当事者研究

 今日はお一人の利用者さんが、就職が決まったのでコクリ利用最終日ということで、最後に当事者研究でもやろうということで、行ってみました。利用者さん3名と、スタッフ2名、5名で行いました。

 非常に今日はまた、歴史に残る名作になったかという感じがありますw。いやぁ、今日のはすごかったな。これをお土産に、就職される方は今後がんばっていただきたいと思います。

 今日のテーマは「ゴム役の研究」

 ゴム役というのは、今日で最後になる利用者Yさんの言葉。

 人と人の間に入って、仲裁役をやったり、間を取り持つことをやる人とか、その役割のことです。

 もめごとや、喧嘩、人間関係が悪い、いろいろ集まってるけど誰も喋らない、などのシチュエーションで、つい見ていられなくなり(私がやるしかないでしょ)、間に入って調整役をやるというのが、今日の参加者の中では3名。

 逆に何か揉め事が起きても、「ゴム役をやらない!」という人は2名でした。

 今日の板書はスタッフの北野が主に行いましたが、初めてということもあり、小田がサポートしました。

 版書の中で、赤い字は「ゴム役をやる人」。

 板書の中の、青い時は「ゴム役をやらない人」です。

 それぞれの普段やっている感じを伺ったところ、色々なことがわかってきました。特に「ゴム役をやる人」についてですが、

 ゴム役という役割の中に、自分が折れる→仕切る=クッション事業部と、他人を折れさせる→仕切る=通訳事業部があることが判明。

 

 クッション事業部は、自分がちょっとがまんしたり、自分の意見を一回下げておいて、指示出しをしたり、「こうやったらどう?」とアドバイスをすると。

 通訳事業部は、「Aさんはこう言ってるよ」とBさんに伝え、Aさんには「Bさんはこう思ってるみたいだよ」とお互いの話を伝えて、最後に「仲直りしようよ」とその場を仕切る流れ。

 

 青チームと今回名づけましたが、普段ゴム役をやらない人は、この話を聞いて「スゴいな!」の一言。

 

 逆に青チームは身の回りで争いが起きたらどうしているかというと、

 ・逃げる

 ・「ファイト!」(お互い気の済むまで戦わせる)

など。

 

 普段ゴム役をやる人からすると、逃げるは賢いかもという話も出ました。

 

 

 ゴム役をやる人がなぜ、ゴム役をやるのか?という質問が出ました。意見を伺うと、

 俺しかやる人いないでしょ!(使命感)

と。

 ここでひとつの方程式が見えてきました。

(ゴム役の公式)

  空気が重くなる + 誰もやらない = 使命感

これ重要です。テストに出るので覚えておいてください。

 空気が重くなるということについて、青チームは空気読んでないんだそうで、誰もやらなくても自分がやらなければとは思わないと。「誰かやればいいのに」ぐらいの勢いだそうです。

 「空気が重くなる」ということに関して、ゴム役をやる人は、敏感に察知するようで、しかも「周囲が重い空気になっているのが、ものすごく嫌」とのこと。バトルを見るのが嫌というご意見も。

 これに対して青チームは、親が喧嘩していても、自分の部屋に逃げてしまうから平気とか、なるべく争いごとには入らないようにするが、争いが周囲にあっても比較的平気らしいです。

 最後に青チームからの提案。がっちり真ん中でゴム役をやるのは大変だが、みんなで少しずつ協力する形なら、アリかもねと。もしくは自分以外の人が、がっちりゴム役をやってくれてもいいけど、なんか申し訳ないので、みんなで少しずつ協力しませんかねと。

 途中、ゴムの磨耗の話も出ました。

 ゴム役のみなさんそれぞれ強度があり、たくさんやっても平気な人(大会社)もあれば、ゴム役はやるけどヘトヘトに疲れてしまう人(小さな会社)もあると。

 また、「ゴムが劣化しているのに、あまり自分は気づかないタイプかもしれない。」という話もあり、ゴムが劣化している自覚があるかどうか?という話もしました。

 この辺り、体にじんましんが出るなど、意識していないところで体にサインが出ることもあるねという辺りで、今日の当事者研究は終わり。

 次回以降掘り下げたいところもありますが、最後に、今日で卒業のYさん、お疲れ様でした。貴重なご意見から非常に深い当事者研究となりました。

 参加した他の皆さんもお疲れ様でした。

(小田)

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