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当事者研究「がんばるの研究パート2」、ブレインジム

· 当事者研究,活動報告

 今日は利用者さん2名と支援員2名で、前回の続きとなる「がんばるの研究 パート2」を行いました。

 最近コクリ利用者さんの当事者研究は冴え渡りすぎていて、すごく鋭いので、なんかプロの対局が終わったあとみたいなぐったり感あります。いやぁ、疲れたけど面白かった。

 今日は利用者さんが作ってきてくれたプリントからスタート。

 プリントは問題となっており、

 「次の中から、あなたにとって『がんばる』にあてはまる項目のアルファベットを○で囲ってください」とか、

 「がんばるから連想する言葉を10個お答えください

 「『がんばる』を使うシチュエーションは?」など、

いくつかの設問があり、それぞれ回答。よくできた問題でした。

 これをみんなどのように書いたかを見せ合いながら話し合ったところから、板書がスタート。

 プリントをやったことで、自分が「がんばる」というものについて、どのように思っているかがはっきりとわかりました。

 それがなぜそうなのかというところから掘り下げ開始。

 そして、各自の「がんばるに対するイメージ」を図式化してみたのが下の図です。

 板書リミックス↓。

 ○が「がんばる」のイメージの範囲。広い人は広いし、狭い人は狭い。

 そして、「自分」が「がんばる」の範囲の中にいるのか、外にいるのか、というのが各自違いが出ているところ。

 

 「自分」が「がんばる」の輪の中にいる人は、どちらかというと「がんばる」「がんばらねば」が好きな人のようでした。

 

 逆に「自分」が「がんばる」のイメージの外にいる人は、前回の当事者研究で「がんばるのイメージがよくわからない」と回答した人でした! そうか、がんばるの圏外にいるからわからないのか。納得です。

 そして私小田は、がんばるの範囲が豆つぶほどの大きさですが、なるべくがんばるの範囲にものごとを入れたくないようです。

 

 また、がんばるの中が赤は、がんばるについて明るいイメージ。がんばるの中の特に(自)に近いところ(自分の位置に近いところ)が青の人は、ぱっと暗いイメージ、辛いイメージといった感じです。

 これが後半戦ですかね。ちょっと見づらいかな。拡大します。あらよっと。

 怒られるのが苦手な人は、「自分」と「事」が一緒で、くっついてるようだということがわかりました。

 私小田は怒られても「それって自分が100%悪いですかね?30%くらいは僕が悪いですけど」と心の中で思っているようで、「自分」と「事」を離して考えている模様。

 それに対して、怒られるのが苦手な人は「私がちゃんとしてないから、、。」とか「どうせ私がダメなのよ」「やっぱり俺は怒られるんだ。。」「自分」と「事が」くっついているんですね。

 これがなぜなのかと掘り下げた時に、「子供のころどうやって怒られていたか?」という話題に。

 おおむね「自分」と「事」がくっついている人は、人格を否定されるように怒られていたようでした。その過程を経てくっついてしまった模様です。

 さらに掘り下げていくと、利用者さんのお二人は「怒られることが少なかった」もしくは「あまり記憶にない」と。

 以前に、自分は怒られ慣れていないから、怒られるのが苦手で怖いという話がありました。

 さらに「怒られた記憶があんまりない」と答えた方は、「褒められた記憶も少ない」と。

 むむむ。

 さらに、「達成感ない」→「楽しんでいない」と、話は達成感の話に。

 結局「がんばるの研究」から「達成感の研究」になりましたが、これ、結局プリントを見ながら振り返ってみると、「がんばる」と「達成感」はかなり近い関係にあるなと。同義語じゃないかという感じもしました。

 そもそも「なんのためにがんばるか?」というと、達成感のためじゃないかと。

 達成感が薄いとがんばる気にもならない「達成感=楽しいこと」という認識がないとやる気がしないよねと。

 最後の感想で利用者さんより、

 「自分は『果てしないがんばる』を『がんばる』だと思っていた。それでがんばることが辛いと思っていた。達成感を楽しんでいなかったことがわかった」と。

 この方の『果てしないがんばる』っていうのは、「毎日会社に行く」「家の中をきれいにしておく」「ダイエットを続ける」のように、達成感が感じられにくいがんばりのことですね。

 それは「クリアしたぜ!」って思いにくいよ。なるほど。

 また、別の利用者さんは、

 「達成感が先なのか、がんばるが先なのか、わからなくなってきたw」と。

 あ、でもこれ凄い発見じゃないの!と。

 つまり「その前の小さいハードルの達成感があるから、次のもう少し高いハードルをがんばろうという気になるし、それをがんばって超えて達成感があると、またさらに高いハードルをがんばろうと思う」んじゃないかと。

 というわけで、高いハードルに向かっていって毎回玉砕していた人は、その手前に小さいハードル(絶対こんなの飛べるに決まってるというくらいの)をたくさん並べて、一個クリアするごとに「OK!」と言いながらやってみてはどうかということに。

 そうすると、「達成感」と「がんばる」が交代交代でやってきて、高いハードルを飛べるかもしれないねと。

 そういった感じで当事者研究は終了。

 利用者さんたちが、当事者研究にかなり慣れていて、ほとんどプロって感じで、キレッキレだったもんで、ちと疲れましたが、非常に良い勉強になりました。

 お疲れ様でした。

 午前は久々にブレインジムを行いました。

 5セット、休憩なしでやりました。すっかり慣れてきたので、これくらい余裕になってきましたので。

 先週まで一緒だった利用者さんが就職が決まっていなくなってしまったので、少し寂しい感じもありますが、体力づくりも継続的に行っていこうと思います。

(小田)

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